そのウワサを聞きつけた記者 橋本は、
オムニチャネル・インテグレーターの中心人物、樽八へのアポイントに成功する。
当日指定されたビルに訪れてみると、そこはごく普通のオフィスだったが、
案内された部屋の前に立つと、
ドア越しにも異様な雰囲気が感じられる。
緊張と共にドアを開けると、

そこには見事な体躯を白衣に包み
丸底フラスコを手にした樽八が佇んでいた。

そしてインタビューが始まった。

頭脳と筋肉、両方を兼ね備えたオムニチャネル・インテグレーター
筋肉への負荷は欠かさず、サーバへの負荷対策も超一流。
企業も顧客も満足するサービス構築を追い求め
状況に合わせ、あらゆる知識を総動員して作り出す、まさに調合師。
苦手なものは人と太陽。

クライアント様の声

あれはまだ寒い冬の日、
社長がいきなり「これからは、オムニチャネルの時代だ」と言い出して、
私を担当に任命したんです。
そんなこと言われてもオムニチャネルなんて言葉も知りませんでしたから、どうしていいかわからず。
闇雲に検索していたら、オムニチャネル・インテグレーターのウワサを見つました。
最初はあの風貌と筋肉に圧倒されたんですが、思い切って相談してみて驚きました。
まとまりのないこちらの話をちゃんと聞いてくれて、ビシッと仕切り、
みるみるうちに完成していったのですから。
時折、袖口に蛍光色の液体が付いていたり、メガネがズリ下がってたり、
あと、なぜか参加者が集まる前の会議室で決まって腕立て伏せしていたりと
不思議なこともありましたが（笑）、できる人ですよ。私は信頼しています。

オムニチャネルという言葉をいろいろなところで耳にするようになりました。

・・・・・・はい。

株式会社ゆめみでは、企業のオムニチャネル戦略をサポートしていらっしゃる。

・・・・・・そうですね。

（あんまり目を合わせてくれませんね。。。）あ、あの、これまではどういった企業とお仕事されたのですか？

・・・・・・言えません。

そ、そうですよね。企業秘密ですよね。えっと、樽八さんは、インテグレーターということですが、、、

・・・・・・。

インテグレーター、、、なんですよね？

・・・・・・。

たしか、インテグレーターだとお伺いして、、、

いや、あの、“オムニチャネル・インテグレーター”ですね。言葉は正確にお願いします。
インテグレーターだけですと、何を調合するのかが表せませんので。そうですよね。まぁ、インテグレーションと聞いて”統合”を連想する方も多いと思いますが、統合というとそこにあるものを前提に連結するイメージが強いなと。でもそうじゃない。我々は、そもそもどんな素材を用意するべきかというところからこだわりたい。素材をきちんと選定し、本当に必要なものを適切に掛けあわせるのが信条。だからあえて”調合”という言葉を使った。単に混ぜ合わせるだけじゃないんだ。そこには分量も順番も、ましてや時期や環境も考慮しなくてはならん。例えば、そう、炭素と酸素を合わせたって二酸化炭素ができることもあれば一酸化炭素になることすら、、、

え、えっ、あっ、も、申し訳ありません。そのとおりですね。

なぜ、オムニチャネルに対して調合という言葉を使っているか。
そこには実店舗もあればECもあるかもしれない。
会員カード、ポイントカード、メルマガ、クーポン、Webサイト、スマホサイト、スマホアプリ、
各種SNS、POSレジ、ストコン、基幹システム、ペイドメディア、、数え上げればもっとたくさんの素材が考えられる。
これだけあるんだ。単に混ぜ合わせるだけでうまくいくわけないだろう。
あんたもそう思うだろ？だからこそ診断し、選定し、調合する必要が、、、

わっ、わかりましたっ！わかりましたから、落ち着いて！どうか落ち着いてください！
お水、そうだ、このお茶でも飲んで落ち着いてください！
　（コホン）えぇと、すごくこだわりをもって取り組んでいらっしゃる、そのこだわりがオムニチャネル・インテグレーターという言葉にも表れ、その想いがヒシヒシと伝わってきますね。それでは最後に、樽八さんに今後の意気込みをお伺いしてみたいと思います。

・・・・・・。

・・・・・・樽八さん？

・・・・・・う、う、うっ

・・・・・・樽八さん？なんか様子が、、、あれ、さっきのお茶、なんか普通のお茶と違うような、、、

・・・・・・う、う、うっ、うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！

えっ！ええええぇぇぇぇっっっっ！！！

おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、ふんっっっっっっっっ! ! ! ! ! はあああぁぁぁっっっっっっ! ! !

ど、どんどん筋肉が盛り上がって、、、はっ、あ、えっと、い、以上、オムニチャネル・インテグレーター、樽八さんでした。ありがとうございましたぁぁ！！！

ぐおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! ! !